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fj2sp6

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Etre et avoir ぼくの好きな先生 [DVD]

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漢字とひらがなの違いがあるし、今までの投稿からわかる嗜好からしても忌野清志郎の曲名を意識して入れたのだと予想できるが、俺の頭に浮かぶのはこの映画なんだよな。


オススメの作品なので暇があったら是非。


Etre et avoir ぼくの好きな先生 [DVD]

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「僕と鼠」3部作 + その後の「僕」

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風の歌を聴け (講談社文庫)

風の歌を聴け (講談社文庫)


1973年のピンボール (講談社文庫)

1973年のピンボール (講談社文庫)


羊をめぐる冒険〈上〉 (講談社文庫)

羊をめぐる冒険〈上〉 (講談社文庫)


羊をめぐる冒険〈下〉 (講談社文庫)

羊をめぐる冒険〈下〉 (講談社文庫)


ダンス・ダンス・ダンス〈上〉 (講談社文庫)

ダンス・ダンス・ダンス〈上〉 (講談社文庫)


ダンス・ダンス・ダンス〈下〉 (講談社文庫)

ダンス・ダンス・ダンス〈下〉 (講談社文庫)



『風の歌を聴け』は前にも載せたけど,シリーズものということで重複投稿。

『風の歌を聴け』『1973年のピンボール』『羊をめぐる冒険』で「僕と鼠」3部作と言われている。

『ダンス・ダンス・ダンス』には「鼠」が出てこないので正式に4部作とは言われていないが,主人公の「僕」は同一人物でストーリー的にも続いているし,特に前作の『羊をめぐる冒険』を読んでいないとよくわからない話になっているので事実上の4部作と言ってもいいだろう。


ちなみに『ノルウェイの森』はこのシリーズと直接のつながりはないが,『1973年のピンボール』に『ノルウェイの森』を思わせる名前とエピソードが出てくる。

作中の時代設定を考えると,『ノルウェイの森』はエピソード1というかエピソード0的な原物語にあたると考えられる。(ストーリーは『蛍』という短篇が元)

もちろん主人公の「僕」は別人物で,整合しない部分もあるのでパラレルな関係になるのだが。


他の作品はまだ読んでないからわからないけど,村上春樹に関する文章をいくつか読んだところによると,村上作品には他の村上作品の登場人物やエピソードを思わせるような部分がよく出てくるようだ。

元々村上春樹は1作の中でもパラレルワールドと現実世界を行ったり来たりしたり,ごちゃ混ぜにしたりするのが売りだから,別の作品と作品も似ているけどちょっとズレているパラレルな関係になっているということだろう。


4部作の中では『ダンス・ダンス・ダンス』が1番気に入った。

「ユキ」という13歳の少女がとっても魅力的なのだ。

村上作品はやや難解なメタファーやパラレルが評価されていて,良くも悪くも批評の対象になっているのかもしれないが,この「ユキ」にしろ『ノルウェイの森』の「小林緑」にしろ,瑞々しい女性キャラクターがいいなと俺は思う。


それにしても,村上春樹のメタファーやパラレルをいったいどれだけの人がわかってるのだろうか?

俺は部分的にはわかるけど,よくわかってないところも結構ある。

村上春樹自身も100%分析的に読めちゃう(逆に言うと計算で書かれた)作品がいい作品だとは思わない,もっと心で感じてくれみたいなことを言ってた気がするから,わかってないのは別にいいと思うんだけど,わからない深さがあることはわかっていてほしいと思う。

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雪穂サーガ

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『白夜行』の再放送が始まった。

リアルタイムでも観てた。

面白かったので小説も読んだ。

ドラマとは別物だったけど小説も面白かった。

続篇(著者は建前上続篇とは明言せず)の『幻夜』もよかった。


小説版『白夜行』とドラマ版『白夜行』は,違う角度・構成でつくっているから,併せて見るのがオススメ。

先に小説を読んでからドラマを観る方ががベストだと思う。

俺はドラマを先に観ちゃったので,小説では最後に明かされる秘密を知ってて,それが残念だった。

登場人物の性格もかなり違うので,ドラマ版を先に観ちゃうと引きずられちゃうかもしれない。


雪穂サーガの続編はもうないのだろうか?

『白夜行』を読まずに『幻夜』を読んだ人(読んでいてもつながりが理解できなかった人)の頓珍漢なレビューもあったが,雪穂が徹底して恐ろしい人間として描かれる『幻夜』は,幼少時のトラウマに収束してしまったという批判があった『白夜行』に対する東野なりの回答のような気もした。

雪穂はまだ生きているので,最終章を書いてほしい。

それも,安易な救いだとか後悔だとか愛だとかトラウマだとか謝罪だとかセンチメンタリズムは無しに,雪穂の生き様を貫いて終わりにしてほしい。



白夜行 (集英社文庫)

白夜行 (集英社文庫)


幻夜 (集英社文庫 (ひ15-7))

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ゲルマニウムエピタオル

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アイデア.com ダイエット・健康 ゲルマニウムエピタオル[コジット]

ゲルマニウムエピタオル

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汚れや角質のみならず,産毛まで取ってくれるらしい。

(※口コミでは,産毛を取る効果はイマイチとのこと)

マイナスイオンはどうかと思うが。

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ミステリーではない

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柔らかな頬〈上〉 (文春文庫)

柔らかな頬〈上〉 (文春文庫)


柔らかな頬〈下〉 (文春文庫)

柔らかな頬〈下〉 (文春文庫)


ちょっと重いけどすばらしい作品。

文庫(下)の解説で福田和也が書いていること以上のことが書けないな。

登場人物がちょっと偏った人たちばかりってことと,事件があったとはいえ,数日別荘地で一緒だっただけの人間関係が濃密過ぎることはリアリティに欠けるかも。

ただ,登場人物が普通の人だと,事件があって悲しんで立ち直るっていうお決まりのヒューマンドラマみたいになっちゃうから,必然といえば必然か。

要注意なのは,一見ミステリーっぽいけどミステリーではないってこと。

エンターテイメント的な面白さは求めない方がいい。

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要は芸人の小話みたいな

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陰日向に咲く

陰日向に咲く


題材のアイデアはいいと思うし,構成などは巧いと思う部分もあるが,肝心の中身がほとんどない。

人物(人間観)が浅いし,文章そのものも表現力に欠ける。

意図的にスカスカにしたって可能性もあるが違うだろう。

芸人にしては頑張った方だと思うけど。

ただ,読んだことないけど(読む気さえ起こらない),他のタレント本やケータイ小説よりはマシなんだと思う。

この本,原案みたいな感じでアイデアだけ出して,ちゃんとした実力のある作家が掘り下げて綿密に書いてたらすごくいい作品になってたと思うんだよね。

個人的には,白石一文に書いてほしかった。

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中学生のときに読みたかった

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ナイフ (新潮文庫)

ナイフ (新潮文庫)


きよしこ (新潮文庫)

きよしこ (新潮文庫)



重松清の小説って,「THE 中学生に薦めたい本」って感じ。(実際,薦められている)

娯楽性は低いけど良質で,明るくはないけど前向き。

飲み物で言うなら「ミネラルウォーター」。

Amazonのレビューを見ても,どの作品も高ポイントで「アンチ」が少ない。

料理でも,あっさり系の方が食材の質や料理人の腕が出るように,奇を衒(てら)わずに,誰もが子どもの頃に抱く感情や経験を,平易な言葉で且つ繊細に表現するのは難しく,重松清の力量が窺える。

他の作品も読みたいけど,登場人物のつらい心情や状況がしっかりと書いてあるいい本ゆえに,読むのが精神的にしんどいときもあって,次に読むのは現実が順調にいっているときがいいなと思う。

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例の如くジャケ買い

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ストロベリーナイト (光文社文庫)

ストロベリーナイト (光文社文庫)




サクサク読めて,早く最後まで読みたいと思わせるとか気分を紛らわせるという意味で,エンタメ小説としてはまあまあ。

ただ,内容の深みやオリジナリティ,登場人物の魅力という意味ではイマイチ。


特に登場人物が薄っぺらいというか,まともな大人の言葉遣いや行動,思考じゃないだろっていうのが結構あって,感情移入できなかった。


あと,オリジナリティがゼロ。

主人公の過去や犯人の動機,“ストロベリーナイト(ネタバレになるのでそれが何のことかは書かないが)”の内容などなど,どれもどこかで見たようなものばかり…。


文章は,表現力には欠けるけど,警察小説だし,逆にストレスなく読める軽さがよいとも言える。

読み進める快感だけあって,あとには何も残らないジャンク小説。

活字中毒でミステリ・サスペンスばっかり読んでる人にとってはいいのかな。


同じ系統だっら,桐野夏生や東野圭吾の方が数段上。

とはいえ,シリーズものは続きも読まないとなって気になるし,青春小説も書いてるようなのでそっち方面はどうなのか読んでみようと思わないでもない。

この人の本,タイトルがキャッチーで表紙もいいから,本屋に行くといつも目に留まっちゃうんだよなぁ。

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竜頭蛇尾

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新参教師

新参教師



できるだけ本は買って読む主義なのだが,薄い本やスラスラ読める本だと立ち読みで全部読めてしまうことがある。

この本もそうだった。

教師ものには興味があるのでちょっと手に取って読み始めたら最後まで読んでしまった。


掴みはOKだった。

前半部分を読んだときは,民間企業から転職した教員が学校現場の現実に直面して,ここがおかしいとか逆に世間からは批判されてるけど実際はめっちゃ大変なんだってことを描いた,『ブラックジャックによろしく』の学校版みたいな話なのかと思って期待した。

だけど,それは前半だけ。

話のメインは主人公に対する嫌がらせ(怪文書)事件を巡る3流ミステリーに・・・。

尻すぼみ。竜頭蛇尾。

後半に行くにしたがってダメになった。

最終的な落ちについても“意見としては正しい”けど“小説として面白くない”。

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乾くるみ 【ネタバレ注意】

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いわゆるジャケ買い。


イニシエーション・ラブ (文春文庫)

イニシエーション・ラブ (文春文庫)


仕掛けはちゃんとしてるけど,じゃあストーリーの内容そのものに中身があるの?っていうと特にない。

登場人物の恋愛観も微妙。

仕掛けだって,オリジナルってわけじゃないでしょ。

これとは逆ヴァージョン(違う人っぽく書いて実は同じ人だった)は,俺が知ってるだけでも2冊(『慟哭』『水没ピアノ』)あるし。

同じ人っぽく書いてて実は別人だったってのも探せばありそう。

まあ,この人も別にオリジナルであることにこだわる人じゃないだろうから,そういうしたたかさは嫌いじゃないけど。




リピート (文春文庫)

リピート (文春文庫)


こっちの方が『イニシエーション・ラブ』よりは面白かったな。

やっぱり仕掛けは上手い人だよね。

心に残るものや感情移入は特になかったけど,普通に楽しめるエンターテイメント小説ではあると思う。




まあ,この人の本は特に何かない限りもう別にいいやって感じ。

投稿者 fj2sp6 | 返信 (0)

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