対立軸 |
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政治 |
他の国と違って日本は,歴史認識・憲法9条の問題があるのと,周りの国が中国・韓国・北朝鮮・アメリカ・(台湾)と,のっぴきならない国ばかりという点が難しいよなぁと思う。
特に歴史と9条の問題があると対立軸を単純化できなくなる。
他の国の場合,多少の違いはあるとはいえ,いわゆる「自虐史観」とか9条とか基本的に大きな争点にはならないわけでさ。
さらに言うと,自民・民主両党内に左右入り乱れている問題とか,自民が保守なのに大きな政府として公共事業をガンガンやってきてた(小泉は例外)とかってのも対立軸がつくりにくいところ。
民主も税金の無駄使いをなくすという意味では小さな政府志向だけど,福祉等に関しては大きな政府だし。
もちろん今の政治は第3の道とか色々あって,単純に大きい小さいとか言えないんだろうけど。
そういう対立軸がハッキリしなかったり,こういう点ではこの党がいいけど,別の点ではあの党がいいとかあって,選ぶのが難しくなってる。
経済も財政も順調だった頃,日本のシステムが壊れてなかった頃はイデオロギー的な左右で選べばよかったのかもしれないが今は違う。
ネットなどでよく見る反民主の人って,基本的に歴史認識・外交・防衛・在日外国人の参政権とかその辺のことが主な反対理由なわけでしょ。
そういう人って民主党支持者を売国奴みたいに言ったり,頭空っぽみたいに言ったりしてるけど,民主党支持者(反自民)で歴史認識等は右っていう人結構多いってことをわかってほしい。
プライオリティが違うだけ。
自民と官僚と特定の業界団体の既得権益・癒着に対してはNOだけど,民主にすると歴史認識(とそれにともなう政策・外交)が・・・っていうときに,前者を打破する方がプライオリティが高いと思って民主を支持する人もいれば,歴史認識等の方がプライオリティが高いと思って民主には任せられないという人もいる。
もちろん他に政権担当能力とか非現実的な政策とかもあるんだろうけど,それはずっと自民党政権だったゆえで仕方ないし(むしろそうさせたことが問題),与党としてやっていくうちに変わっていくと思う。
投稿者 fj2sp6 | 返信 (0) | トラックバック (0)