真っ直ぐな人間が苦手です。 |
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日記 |
書きたいことがまとまらないままこんな時間に・・・。
友人との考え方の違いからちょっと嫌な気持ちになったのだが、その気持ちを上手く表現できない。
昔観たアニメか何かで、「みんなから好かれる人間になることは可能か」という問いがあった。
その答えは、「NO」
なぜなら、「みんなから好かれる人間を嫌いな人間がいるから」というものだった。
彼(友人)は、優秀で、努力家で、真っ直ぐな人だ。
ただ、素直に尊敬できないのは、彼が、頑張ればみんなから好かれる人間になれると思ってしまっている人間だからだ。
もちろん、簡単に諦めろとか、はじめから期待するなと言いたいわけではない。
完璧を目指して努力するのはいい。
でも、どっかで自分を疑うもうひとりの自分がいたり、どうにもならないことがあるってことを意識する必要があるんじゃないかなと思う。
ましてや、うちらの仕事(彼と俺は同業者)は答えのない仕事だ。
人それぞれ考えが違うし、今だけではなく、数年後、数十年後先のことまで考えないといけないので、今うまくいっているように見えてもそうじゃない可能性もある。
彼はそういうことに対して盲目的過ぎる気がする。
確かに、彼のつくる器は強固で美しい。
しかし、彼は自分のつくった自称完璧な器からこぼれ落ちるものがある可能性に気付いていない。
その器が本当に適切な形状なのかについて疑う気持ちがない。
簡潔に言うと、彼は、自分でこうするのが正しいと思ったことを、かなり高いクオリティでやってしまう人間で、優秀故に不可能性や他者性に鈍感な、自己相対化のできない人間になってしまったということかな。
まあ、優秀なのは優秀だし、強固で美しい器をつくるだけでも凄いことなんだけどね。
投稿者 fj2sp6 | 返信 (0) | トラックバック (0)