元の位置 |
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日記 女 |
俺は元々1人が嫌いじゃないし,本を読んだりDVDを観たりして過ごすことにそれなりの満足を感じていた。
もちろん彼女が欲しい,友達が欲しいって気持ちもあったけど,自分の置かれている状況の中ではそれは諸刃の剣で,経済的・時間的な負担が大きいのと,精神的安定が揺らぐ可能性があったのとで避けていた。
あるとき,そんな俺の「ガード」を崩して俺の領域にズカズカ踏み込んできた女が現れたんだ。
初めは戸惑ったものの,段々自分もその女を求めるようになっていった。
その女も自分のことを求めてるもんだと思っていた。
なのに突然態度が変わった。
その理由はすぐにわかった。
他に好きな男ができたんだと。
話し合って俺は正式に振られた。
俺は完全に縁を切ろうかと思ったが,その女に懇願され友達として付き合いを続けることになった。
友達でもその女が自分を必要としてくれているなら嬉しいと思った。
でもその女は,好きな男ができたらそれ以外のことはどうでもよくなってしまう,男に依存するタイプだったんだ。
口では大切な友達と言いつつ,俺に対する態度にはテキトー感が漂っていた。
自分を振った相手にどうでもいい人と思われたまま都合のいい友達続けるほど俺はお人好しじゃないんだ。
今日,ちょっと距離を置きたい旨を伝えた。
その女にはもっとオブラートに包んだ言い方をしたけどね。
大丈夫。
元の位置に戻っただけだ。
俺は元々1人でも平気な人間だったんだ。
寂しくなんかないさ。
投稿者 fj2sp6 | 返信 (0) | トラックバック (0)